下台(しらとり台)の道祖神
下台交差点の西側に軽井沢園という看板があります。
長野県の軽井沢とは関係ありません。恩田の軽井沢です。今ではその地名はありませんが、昔はしらとり川に沿って青葉台方面へ続く谷を軽井沢といいました。
しらとり川に架かる真橋のところから、しらとり川に沿って緩やかに上る道があります。
軽井沢を縦断する昔からある道筋です。この道を200mぐらい進むと、下台橋に続く下り坂に差し掛かります。
その手前の右側、しらとり台52番地先に道祖神と2体の地蔵があります。
道祖神
正面: 道祖神
左側面: 昭和五十七年四月吉日再建
地蔵(中央)
(地蔵菩薩立像)
地蔵(右)
(地蔵菩薩立像)
昭和57年(1982年)に再建されたもので、まだ表面がつるつるの綺麗な御影石です。
再建の前がいつからあったのかは分かりません。しかし江戸時代元禄2年の裁許絵図にはこの道筋が描かれていて、道沿いに4件の家が立ち並んでいたことがわかります。集落があったということは、塞の神としてかなり古くからあったものだろうと思います。
余談ですが、この道沿いには石造物がいくつか置かれています。
由来は分かりません。おそらくどこかの石屋さんが置いていった庭石だと思います。
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